ジグソー法を用いたDQ Worldの展開

インターネット活用を前提とした児童生徒の健全な市民育成支援

【授業見学レポート】

立教小学校で「ジグソー法を用いたデジタルシティズンシップ教育」が行われました

DQ Worldに初めて取り組むけれど、学習項目が多く把握が難しい・・・

学習を始めたはいいものの、難しい表現が多く学習の進みに差がある・・・

こんなお悩みを抱える先生方に、個別最適な学びと協働的な学びを両立させた新しい学び方の事例をご紹介します


DQ Worldでの効果的な学習の進め方を示した指導案

指導案の作成者

立教小学校 石井輝義氏
メディアセンター長
情報科主任

情報科教諭。立教小学校のICT教育プロジェクト委員会委員長を務め、ICT環境の整備に取り組む。2015年、Apple製品を用いて先端的な教育を行うApple Distinguished Educatorに認定。

石井先生監修の情報メディアプロジェクト

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~授業の展開~

今回レポートするのは、2021年9月よりDQ Worldに取り組む立教小学校の5年生のクラスです。EdTech導入補助金2021を活用してDQ Worldを導入してから3か月という限られた期間で、DQ Worldでの個別最適な学びと学校授業での協働的な学びを掛け合わせることで、効率的かつ深くDQ Worldの内容を捉える授業を展開してきました。

新しい学び方を実現するために採用したのは、「ジグソー法」です。アメリカのカリフォルニア大学サンタ・クルーズ校のエリオット・アロンソン教授が提唱した協同学習を推進するための教授法で、ジグソーパズルを解くように、児童が協力して学習の全体像を浮かび上がらせていくことからこの名前がついたそうです。

DQ Worldでは、デジタルシティズンシップの8つのスキルごとにゾーンが分かれています。そのため、1クラス40名の立教小学校では、ゾーンごとに5名ずつ担当を決めました。このグループで、まずは自分の担当するゾーンの学習を個別に進めます。ステップ2は、各自が学んだ要点や疑問、自分で調べたことを 共同編集ができるノートに自由にまとめていきます。ノートには、先生からのコメントやアドバイスも書き込まれています。

次に、各グループがまとめた内容を全体で発表します。他のグループに説明することを前提に相手を意識したまとめ方をしたりや他のグループからの質問やフィードバックを受けたりすることで、深い学びに繋がります。DQ Worldでは、一見では内容が想像しずらいカタカナ語や難しい表現も多々ありますが、事前に学ぶ内容の要点や意図を知っておくことでその後の個別学習もスムーズに進めることができています。

グループワークで使用したシート

このようにDQ Worldのジグソー法的展開を用いることで、DQ Worldでの学習内容および過程自体にクリティカルシンキング的な思考が生まれ、ミッションごとの課題の意味を深く考えることができるようになるようです。立教小学校では、すでに12月末でDQ Worldでの学習が完了しています。今回の学習が、今後のICT教育のさらなる推進に役立つことを願っています。